★春節はすべてが「赤色に染まる」その理由とは?★

 

中華圏の正月は、春節。2018年は2月16日(金)で、大みそかは2月15日になります。旧暦に基づいて毎年決まるので、本ブログで前に取上げたように、毎年日付が変わります。一カ月ほど前から、日本の師走のような雰囲気が出始めます。

 

 

「赤」は、金色と共に中国で縁起のいい色です。おめでたい時、厄除けの意味もあるとされています。春節の時期は飾り付けにより、いつも以上に街が赤色で溢れかえります。前回中国のクリスマス商戦のブログで取上げたように、やはり赤は中国人、中華圏の人達にとって重要な色です。

 

★飾られる赤い吉祥シンボル★

 

・爆竹

 

魔よけの意味がある爆竹も「赤」。昔の伝説から厄を払う縁起物として、春節に多く用いられます。最近は火事や空気汚染のために規制されていますが、新年に日付が変わる間ずっと爆竹と花火が鳴り響きます。これは数時間に及ぶので、その音で眠れない覚悟も必要です。2~3日ずっと続きます。

 

 

・提灯

 

福を招く赤と「繁栄と幸運」を意味する提灯を飾られます。街の道路にも提灯、ショッピングモールでも、ケンタッキーでもマクドナルドでも提灯…と至る所に飾られます。

 

 

・対聯

 

門やドアの入り口などに赤い紙におめでたい言葉を書き、貼ります。毎年この時期に張り替えて、邪気を払い、新年を祝います。

 

 

・紅包

 

日本で言うお年玉。赤い袋に入ったご祝儀にも使われます。いつもお世話になっている人へ送られるもので、家族だけでなく上司から部下へ、友人同士などでも渡されます。子どもに春節で渡すお年玉は「压岁钱」と呼ばれます。

 

・福字

 

赤いひし形の紙に「福」と書かれた「福字」は、【迎春接福】春を迎え福を招くといわれています。この服の字を逆さまにすることによって、【福到了】福が訪れるという縁起を担ぎ、家の壁や門に貼られます。

 

 

★赤い下着、赤い服の販売が人気★

 

中国でも厄年があり、年男・年女にあたる人たちは、外出せずに春節から一週間赤い服を全身着て、過ごすという風習が残っているそうです。しっかりと守る人も減っている中、重要視されているので、赤い靴下だけは履くようにしている人たちもいます。

 

 

厄年に限らず、運気アップのために「赤い下着」も人気があります。スーパーでも、ショッピングセンターでもずらっと赤い下着を並べて販売されていて、目を奪われるほどです。冬物の厚手の肌着やパジャマ、股引も赤、人気があるので一番目立つ場所のコーナーの一角がすべて赤色でそろえられています。

 

★赤いパッケージの贈答用品★

 

旧正月は、中国で一番長い休日になるので、多くの中国人がたくさんのお土産を持って帰省します。アルコール類やお茶、フルーツ、健康食品などさまざまな贈答品が、家族や親族へのお土産として購入されます。この時期の贈答用品特別パッケージは金色と赤をモチーフにしたデザインが多く、とても鮮やかです。

日本人が初めて春節の中国を訪れたら、どこに行っても真っ赤なことに目を奪われることでしょう。中国人たちは旧正月の時期、さまざまなものに赤色を用いて、街中めでたい雰囲気で盛り上がるのです。

 

 

 

 

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